2009年 11月 17日
荒壁塗り体験 |
今日は京都は朝から1日雨です。
見頃になってきている紅葉が散ってしまわないか心配です。
明日はお休みで紅葉を見に行く予定なので天気が気がかりです。
さて、今日は先日行ってきた「荒壁塗り体験」のお話です。
最近、京都建築専門学校の先生と知り合う機会があり、その方からお誘いを受けたことがきっかけでした。
場所は京北で、京都市が管理している山を管理するための小屋を学生さん達が卒業研究の一環として建てているとのこと。
今回はその小屋の荒壁塗りです。
使用している木材は全て地元で伐採したスギやヒノキ。
屋根噴きや重機作業以外は技術指導の大工さんに教えてもらいながら、ほとんど学生さん達が作業しているそうですが、思ったよりも立派な管理小屋です。
柱に貫板を貫通させて井桁に組み、貫通した箇所を楔で固定しているのですが、強度的には結構強いそうです。
ここまで建て方を始めてから2ヶ月ほど掛かっているそうです。
他の授業を受けながら、毎週月・木だけの作業なので時間はかかるようですね。
こちらが荒壁を塗るための下地です。
都市部ではほとんど見ることのない小舞壁です。
これは細く割った竹をわらヒモで編んだもので、小舞を掻くと言います。
昔の民家をはじめ、町家などの古い建物の多くはこの工法です。
壁土は短く切ったわらやすさを混ぜて寝かしたものを使います。
バクテリアによって醗酵した土は写真のように青くなり粘り気が出てきます。
それを「ふね」と呼ばれる大きな入れ物に移していきます。
足で踏みながら混ぜている光景が楽しかったのか、最後は子供達も一緒に混ぜていました。
そしていよいよ壁塗りです。
三代目夫婦が割り当てられた場所は足場の上。
丸太足場に初めて乗る嫁は揺れにビビりながらの作業です。
壁土が思った以上に重く、少し作業しただけでこて板を持つ左手もこてで塗り付ける右手もプルプルと震えてきました。
三代目の作業風景です。
嫁は足場に座っての作業している間はよかったのですが、さすがに立つことは怖いらしくバトンタッチです。
だんだん慣れてきたので塗るスピードもあがってきました。
塗り終わった反対側の壁はこんな感じです。
編み目から盛り上がっている壁土は乾燥状態を見ながら押さえていきます。
あとは何度か塗り重ねながら仕上げていきます。
が、今日はそこまでできないので、後日学生さんのお仕事になります。
そして作業の後はお待ちかねのお昼ごはん。
メニューは炊きたてのご飯と具だくさんの豚汁。
体を動かしたこともあってか、めちゃめちゃおいしい!
そのままで食べたり、ふりかけを掛けたりしながら3杯もおかわりしてしまいました。
外で食べるご飯はなんでこんなにおいしいんでしょうね。
お昼からも作業は続いたのですが、三代目夫婦は用事があったので、1時間ほど作業をした後は先に失礼させてもらいました。
でも今回はなかなか貴重な体験をさせていただきました。
田舎の方に行けば土壁を塗っているところもあるようですが、都市部ではなかなかないですからね。
最近では防火性や耐震性も見直されてきつつあるようですけどね。
実際お誘いいただいた先生のご自宅が土壁らしいのですが、保温性もよくアレルギー物質もないのでとても快適だ、と仰っていました。
こちらの管理小屋は年度末竣工予定のようですが、その時には竣工パーティーではないかもしれないですが、今日のメンバーを集めてバーベキューを計画されているようです。
その時には是非参加したいと思います。
今回はお誘いありがとうございました。
見頃になってきている紅葉が散ってしまわないか心配です。
明日はお休みで紅葉を見に行く予定なので天気が気がかりです。
さて、今日は先日行ってきた「荒壁塗り体験」のお話です。
最近、京都建築専門学校の先生と知り合う機会があり、その方からお誘いを受けたことがきっかけでした。
場所は京北で、京都市が管理している山を管理するための小屋を学生さん達が卒業研究の一環として建てているとのこと。
今回はその小屋の荒壁塗りです。
使用している木材は全て地元で伐採したスギやヒノキ。
屋根噴きや重機作業以外は技術指導の大工さんに教えてもらいながら、ほとんど学生さん達が作業しているそうですが、思ったよりも立派な管理小屋です。
柱に貫板を貫通させて井桁に組み、貫通した箇所を楔で固定しているのですが、強度的には結構強いそうです。
ここまで建て方を始めてから2ヶ月ほど掛かっているそうです。
他の授業を受けながら、毎週月・木だけの作業なので時間はかかるようですね。
こちらが荒壁を塗るための下地です。
都市部ではほとんど見ることのない小舞壁です。
これは細く割った竹をわらヒモで編んだもので、小舞を掻くと言います。
昔の民家をはじめ、町家などの古い建物の多くはこの工法です。
壁土は短く切ったわらやすさを混ぜて寝かしたものを使います。
バクテリアによって醗酵した土は写真のように青くなり粘り気が出てきます。
それを「ふね」と呼ばれる大きな入れ物に移していきます。
足で踏みながら混ぜている光景が楽しかったのか、最後は子供達も一緒に混ぜていました。
そしていよいよ壁塗りです。
三代目夫婦が割り当てられた場所は足場の上。
丸太足場に初めて乗る嫁は揺れにビビりながらの作業です。
壁土が思った以上に重く、少し作業しただけでこて板を持つ左手もこてで塗り付ける右手もプルプルと震えてきました。
三代目の作業風景です。
嫁は足場に座っての作業している間はよかったのですが、さすがに立つことは怖いらしくバトンタッチです。
だんだん慣れてきたので塗るスピードもあがってきました。
塗り終わった反対側の壁はこんな感じです。
編み目から盛り上がっている壁土は乾燥状態を見ながら押さえていきます。
あとは何度か塗り重ねながら仕上げていきます。
が、今日はそこまでできないので、後日学生さんのお仕事になります。
そして作業の後はお待ちかねのお昼ごはん。
メニューは炊きたてのご飯と具だくさんの豚汁。
体を動かしたこともあってか、めちゃめちゃおいしい!
そのままで食べたり、ふりかけを掛けたりしながら3杯もおかわりしてしまいました。
外で食べるご飯はなんでこんなにおいしいんでしょうね。
お昼からも作業は続いたのですが、三代目夫婦は用事があったので、1時間ほど作業をした後は先に失礼させてもらいました。
でも今回はなかなか貴重な体験をさせていただきました。
田舎の方に行けば土壁を塗っているところもあるようですが、都市部ではなかなかないですからね。
最近では防火性や耐震性も見直されてきつつあるようですけどね。
実際お誘いいただいた先生のご自宅が土壁らしいのですが、保温性もよくアレルギー物質もないのでとても快適だ、と仰っていました。
こちらの管理小屋は年度末竣工予定のようですが、その時には竣工パーティーではないかもしれないですが、今日のメンバーを集めてバーベキューを計画されているようです。
その時には是非参加したいと思います。
今回はお誘いありがとうございました。
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by suetaku48
| 2009-11-17 19:06
| 建築